日記等


by kato_ashura

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明日は雨・・らしい。

雨の日は嫌いではない。
することもなく、ぼんやりするのも好いし、悲しい事を考えるのもいい。
だって、悲しい事を考えないべきではないでしょう。
うまくしたら哲学ができるかもしれないし。
好きだった人たちを思い出せるかもしれない。
自分の犯した過ちを本気で反省できるかもしれない。

Baby Blue

叔母は、自分の置かれた状況を知ってもなお、今と同じ事を言いそうだ。
夫を一人にできないって。
雪が消えたらって言うけど、命が消えちまうかもしれないことを、今は知らなくて。
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                冷たいアスファルトの上の足跡。

東京に来たいと言いながら来ないのだ。
医師はこっちで治療を続ける事は可能だと言ってくれている。
だが、言葉の端に、もうながくないしって雰囲気を漂わせてくれていた。
間違いなくそれは親切心なのだと、それはわかるんだけど。

Midnight Special

オレにとってのMidnight Specialは、あの北斗星かな。

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                  真冬のイルミネーション。

もしかしたら、祈りは実現されるかどうかと関係ないのかな。

Rainy Day Woman

雪は、雨が凍ったものじゃなくて、雪というものなんだ。
女が、オトコじゃない人間なんじゃなくて、オンナってものなのと同じに。
ああ、そうか。
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                  街灯で見える夜の雪。

子供の頃、雪の日に電信柱の灯りを見上げると、自分が浮かんで昇って行くような気がしたものだったけど、どこへいくのかなんて考えもしなかったのか、忘れたのか。

雨は雪じゃないって事がわかった。

Rainy Night In Georgia
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by kato_ashura | 2010-01-28 00:40

雪は降る。

これを貼付けないと、信義に悖る・・・かな?

Tombe la neige

今回は仕事で、北海道に行った。
行ったついでというか、叔母の家に寄って今後の話を少しした。
もちろん、北海道にいると満足な癌治療ができないというわけではないが、こういうことになってしまって、年寄りが二人ではもうニセコで暮らすのは無理だろうという話をした。
オレは近くにいてもらって、少し役に立ってやりたいのだ。
なぜだかこの頃、以前より死が身近になった分、人の死が悲しいけれども怖くはなくなってきたように思う。
叔母は彼女の夫に気を使ってか、もう少しよくなったらね、と言う。
まだ医師の言葉を伝えてはいないので、言葉の選択に困って、よくなればいいけどわるくなったらそのままこれなくなったりするだろ、と言うと、ちいさく、うん、と言って、おぼつかなく立ち上がると、オレに食べさせる飯の支度をはじめた。
オレには飯を食わさないといけないって、どこかでまだ思っているみたいだった。
叔母の漬けた漬け物で食べた飯はとてもうまかった。

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         しんと静まりかえった夜のプラットホームに着いた列車。

Train Song

しばらく話して、できる治療は受けさせてやりたいし、ここに老人が二人でいても、できることが少なすぎると言った。
それからしばらくの沈黙の後、ふと彼女の連れ合いが、東京のお宅の近くに住めないかな、とオレに言い、叔母がすぐによこから、貴方には無理よ、と彼に言った。

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                       羊蹄山。

この日は、アンヌプリのスキー場に寄って、2本ばかり滑ってからバスに乗り、叔母の家の近くのバス停で降りたのだが、バス停の名前を知らなかったので運転手と話していると、どこへ行くの?と聞かれ、親戚の家、と答えたら近くに座っていたおばあさんが、誰の家?と聞く。
○○さんち、と答えたら、すぐ後ろから、あ、私知ってる、と女の子の声。
見ると、小学校の高学年らしいお姉さんと、低学年らしい妹が座ってこっちを見ている。
家を知ってる?と聞くと、うんという。
案内してもらって楽々叔母の家に着いたら、突然現れたオレに驚いていた。
△△ちゃんって子が案内してくれたんだと話すと、ああ、あの子、東京の子だよ。お父さんが有名なプロのスノーボーダーで、こっちで暮らし始めたんだよ、とのこと。
あの子たちが、ごめんくださいって来て、飴下さいって言うから、いっつもうちじゃ飴を買い置きしとくんだって叔母が言う。
86歳と79歳が小学生とじつにいい人間関係を作っていると思った。

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           帰りの夜行寝台列車(北斗星)がホームに入ってきた。
Train Song

結論が出た訳ではなかったが、オレの話をよく聞いてくれて、喜んでくれた。
オレが訪れた事自体を喜んでくれて、彼女の連れ合いが、やっぱり誰か来ていてくれるといいもんだと言ってくれた。
タクシーを呼んでもらって、もうくる頃になると叔母は立ち上がって、外が見える部屋に行き、そこからでてこなかった。来たよ。と声だけがしたので、雪がちらつく外に出てタクシーに乗り込むと、部屋の窓を開けてオレに手を振っていた。
オレは涙をこらえて、手を振った。

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                    上野駅に着いた北斗星。
winter is blue
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by kato_ashura | 2010-01-18 00:33

2010.

新年の一日目が今終わった。
新しい一日目は古くなって、次の一日に役目を譲る。
本当は何も無い日々の中で、オレ達はいろんなものを見て,聴いて,知って
感動したり、悲しんだり、喜んだりする。
地球の提供する一日と、オレ達の一日は、じつはちがうものだ。
何をしたいのかを地球がくれたステージの上で考える。
まわりをみまわして、あたえられたセットが古く見えたら
もうそこにはいられない。
みんな、傷つきながら生きている。

何かに飢えながら。
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Everybody Hurts

食べる事や、愛や、生きる事だけにとどまらず、虚栄に、エゴにすらも飢えている。
法師の説く正論を実行したくても
自分の器を乗り越えるなんて事はなかなかできるもんじゃないし、
そして何がしたいのかを探す心の飢えをすら忘れてしまう事もある。

Hungry Heart

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知りたい事がいつまでもみえてこないが、
自分にできないことは少しはわかってきた。
前を向いて生きてく事は、今年もそうしようと思う。
R.E.M.のオンビートな曲たちのように。
以上、新しい年を迎えるにあたって。

一月二日。
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by kato_ashura | 2010-01-02 01:10