日記等


by kato_ashura

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今日は晴れて気持ちの良い日だ。
前の道の街路樹の銀杏が色づいて、ときおり風が吹くとざっと散る。
きれい好きな父には仕事ができた。
ちょっと前ならこんな日はバイクにまたがって、そこらを流しにでかけたものだが、年のせいかどうもその気になれない。
2〜3日前からなんとなく風邪気味のせいもあるだろうが、まあ、やっぱり寄る年波だ。

そういえば写真もめったに撮らなくなった。
このごろは仕事以外で写真を撮る事はまれだ。
情熱が減ったのかと思う。

インドで凄惨なテロがあったとニュースで知った。
テロにはただ暴力だからと否定できないところがあるから、コメントは難しい。
オレがインドに憧れて写真を撮りに行ったのは今から30年以上前の事だ。
帰国して写真展に応募した自分の写真がインド大使賞をいただいて、それがきっかけで才能があるかもしれないと勘違いしたオレのカメラマン人生が始まったのだから、たぶん人より少しは多くインドに関心を持ってきたと思う。
そのインドでおきた今度の事は、背景に宗教と格差がある。
アルカーイダの存在理由はじつはそこにあるんだろうなとオレはむかしからそう思っている。
勝った側だったから、今では認められているパルチザンとどこが違うのか?
ベトコンとどこが違うのか?
ゲリラ戦を戦ったカストロ、ゲバラとどこが違う?
力を持った西欧に抑圧された国と人々。
かたちは違っても、その図式は昔からあった。

人間が自由だという事のとらえかたは、自分だけを中心に置いて考えてはいけない。
テロを行う人を頭から否定してもいけない。
彼らはただの野蛮人ではない。
筋金入りだ。
理由を考えてみれば、わかることもある。
彼らの行為が正当な訳はないが、彼らにそうさせる理由を作っている側も同じく正当ではないのだと思う。

ただ、これが人の生きる道なら悲しすぎる。むなしすぎる。

観光に行こうとして、タイの空港が閉鎖されたから戻ってきた日本人が、こりごりだ、観光でもってる国なのにこれはないだろうって文句を言った。
でもタイの人々はいまそれどころじゃないんだってどうして考えられないのだろう。
その日本人観光客はまさかどっかの国のおかげでポケットにいくらかカネを持たせられていい気になってるんじゃないでしょうね。
そういう考え方が最後には反感にさらされることになる。
で、その時はもう修復には遅くなってるって構図だね。

Train Song

Snow On The Sahara

サハラに雪は降るかな?
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by kato_ashura | 2008-11-29 17:43

昨夜はJAZZ。

うちの菩提寺でジャズのライブがあって、最近は和尚とも親しく口をきくようになったので、妻と行ってきた。
バンドをしてた経験があったりハーレーに乗ってたりと共通の趣味もあった事が最近になってわかって、急に話をする機会が増えたのだが、それが幸いして会場に着いた時すでにいっぱいになっていたのに、用意されていたのか前列5番目ぐらいの最適な席をいただいて、すごくラッキーだった。

昨夜のメンバーはちょっとすごかった。
まず、ベースにロンカーター、ギターとしゃべり(MC)が関西では有名人と自分でおっしゃる山口武、ドラムはルイスナッシュというトリオだ。
道楽和尚のおかげで音響も寺と思えぬほどによくて、たけちゃんにさえ音いいねと言わせしめる程。
PAのお兄ちゃん達の努力ももちろんだが、客殿の周囲には新しいめのJBLが8つもめぐらしてあった。

印象。
ロンカーターはビンラディンに似ていた。
背が高く、顔が小さくて、手がでかい(コントラバスがギターに見える)しかも昨夜演奏していた楽器はショルダー部が小さい、よく彼の写真に一緒に写ってるブリッジ(ベースだと名前が違ったかな?)の下にマイクが仕込んであるヤツだったからなおのことバランス的にカッコよかった。
寡黙で、歯を見せて笑う事は一度もなく(花をもらった時に少し微笑んだぐらい)、視線は下へ向いていてほとんどわからないが、たまにみえる目がすごくきれいなところもビンラディンに似ていた。
演奏はいわずもがな。
すごい。
ベーシストの鑑です。
めだとうと前に出過ぎる事もなく、かといってすごいテクニックがしっかり音になっているという、最高のプレーでした。

Little Walts

たけちゃんは、関西では有名人とご自分でおっしゃっていましたが、全日本的に有名ですよ。
テクニックのある人で、ギターもジャンルがいくつかあるが、クラシック、フラメンコ、ロック等、いろんな要素をとりこんだ演奏をする。
ホロウボディのギブソンと、エレガットと言われるナイロン弦のと二本のギターを使い分けておられたが、どっちもいけてる。
好みで言うとギブソンでやってる方が好きだった。
オリジナル曲のHow is your businessがすごくよくて、訳すと、もうかりまっか、なのも受けた。
Miles Davis - Herbie Hancock - Wayne Shorter - Ron Carter -

(たけちゃんのいいのがなかったのでこれにしたんだけど、各々がメンバーの他のプレーヤーの誰とも仲よくなさそうなのが可笑しくて。)

ルイスナッシュのプレーは、上手い人は皆そうだが、無駄な動きがなくて、はやくて、力強い。
ベースの音というのは前に出る音ではないのだが、その音とうまくやっていける繊細で、正確で、理解力のある演奏だった。
先日仕事で知り合った若いラッパ吹きの曽根君(彼は自分はトランペットだが、むこうで一緒に学んだドラマーを高く評価していたから)を呼んであげれば良かったと思った。
あたりまえかもしれないが、このドラマーとベースのロンカーターのリズムがめちゃくちゃ正確で、たけちゃんは相当助かっていたと思う。
メロディー楽器で、なかでもギターはどうしても遅れる事が多いみたいだから(U2のエッジもドラムのラリーに言われてた)、リズムがいいと絶対助かると思うんだよね。

Tico Tico

ライブの余韻を肴にビールを飲んで、ぐっすり眠った。
しばらくはまたジャズを聴く事になりそうだ。

今日はこれからランチデート、結婚記念日なので。
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by kato_ashura | 2008-11-11 12:35

猫のチー公の事。

雨の日は時々うちにいた猫のチー公を思い出す。
猫を飼った人にはわかると思うが、雨の日の猫は少し特別に可愛く思える。
縁側の廊下でガラス越しに雨だれを眺めてる姿とか、湿度のせいかしきりに顔を洗い、毛並みを整える姿をみているとつい目が離せなくなったりする。
そんな時思うのが「なんで」可愛いんだろう?って疑問だ。
「なんて」じゃなくて「なんで」なのだが、子供の可愛さ、犬の可愛さと分けることもできるが、その個体特有の可愛さもある。
なんでそういったものを可愛いと思うんだろう?
そもそも可愛いと思う心の動きはどこからきてるんだろうと、つまらないといえばそうかもしれない疑問を持っている。

水もれ甲介というドラマのチー公という役名がうちの猫と同名の杉田かおるがホントに可愛かったが、あの子は猫的ではなかった。
猫はああいう良い子ではないんである。
かといって今の杉田かおるは山猫ぐらいの貫禄で、可愛いを超越してしまっているようだが。

そう、猫的な人って確かにいる。
ずっと前に観て、どうしてもこれは猫を人間に置き換えて撮った映画に違いないというのが美しき諍い女というエロっぽい映画を得意にしていたジャックリヴェット監督の映画だ。
わけがわからない事もするし、単純に餌につられることもあるし、まず自分が考えている事が自分でわかっちゃいなくて、そのうえ忘れちゃうのかいつの間にかそれでいいやということになっていたりと、これらはあきらかに猫の特徴だ。
長い映画で、だから観ているうちにいろんな余計な事を考える時間があって、観てる時にこりゃ猫だと、そう思った。
観るとわかるがジェーンバーキンみたいな猫ってすぐに思い当たるし、エマニュエルべアール(顔と尻がいい女優です。)なんかいかにも猫にみえる。
その二人の鞘当てとか、まわりの男達の仕草、集い方までそうみはじめるとそうとしか思えなくなってしまう程だ。
猫映画?

That Don't Impress Me Much

Shania Twainだが、このひともこのクリップでは豹だがネコ科の女性に見える。
セクシーで美しくて結構なのだがいったいどうありたいのかはよくわからない。
女性シンガーでいえばジョーンバエズなんかの対極にいそうな感じかな。

Blue eyes crying in the rain

ウィリーネルソンまで猫にみえてきた。
でも可愛いきれいだな。

うちにいたチー公は腹をくだしたときにオレがやったビオフェルミンが気に入って、腹が治ってからもオレがやるとうまそうにかりぽりと食っていたが、ある日ふいといなくなって、それから一週間もしてからか中央線のガードの方で死んでいたと噂を聞いた。
スレンダーでしっぽの先がちょっと折れたようにまがっていて、すずめをとるのが上手く、野生でも十分生きていけたろうと想像できる自立心のあるやつで、ふだんから何かねだるようなこともあまりしないおとなしい牝の猫だった。
その後うちでは猫を飼わないが、ほかにあんな猫はみたことはない。
カッコよかったな。
むかしは猫の飼い方も今とは違っていて、半分野良というか家の中に閉じ込めておくような飼い方ではなかったから、どっちも気楽ではあったし、逆に言えばお互いを認め合っていたような所があったのかもしれない。
それも愛情ではないだろうか。
縁側の廊下も旧い家を取り壊したので、思い出を残して消えた。
今日みたいな寒い雨の日はよくあの猫の事を思う。

Love is blind
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by kato_ashura | 2008-11-09 15:45

勘のいい彼女。

昨夜ロンドンに住む同級生の女子から電話があって、開口一番「○○君って調子悪いんじゃない?」と言った。
否定はできなかったから逆になんでわかった?と問い返すと、もらったメールの文面が暗い感じだったからと言う。
アルファベットで送られてるローマ字のメールでよくわかったなと感心した。
そのメールを出した本人というのが自分の体の調子が悪いと、むしろそれを悟られまいとする傾向のある男で、決して泣きのメールを送るような性格ではないから、わかったのはおそらく勘だろうと思う。
それだけいつもその事を気にかけているということだろうが、その事以外でも折に触れその女子の勘の良さを感じる事が多い。
当の本人がどう意識しているのか知らないが、人をみる直感力に優れているのは確かなようだ。
勘という言葉の意味に第六感とか直感的に感じる能力とかいうのがあるが、洞察力とか先までいれると才能まで行くような能力と思う。
ロンドンの彼女がどんな人生を生きてきたかオレは知らないが、人を感じとる事ができる彼女の場合、その直感によって得られた情報の使い道が良かったのだろう。
そして、その選択に深く関わるのが性格なのだろう。

Beck's Bolero

まあ、たとえば悪事をはたらくにも才能は必要な訳で、それにによって得た情報をもとにどういう行動をするか決めているのが性格だ。
だからいろいろな事を知っていて、もちろん常識も口に出せるような人でも、その行動を決める最後の所が問題なのだ。
これもよく言われる事だが、カネを得る為に自分の才能を使うというのは本当は諸刃の刃なのかもしれないとも思う。
自分自身を傷つけてしまう場合があるという面で。

A Horse With No Name

勘のいい彼女の心の動き方に感心している。
嫌いなら距離をとるが、人をおとしめたり、悪い方へもっていく考えはなくて、
好きならその人をいつも気にかけている。


After Tone
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by kato_ashura | 2008-11-02 14:27